社会福祉法人 真正会 理事長 斉藤正身よりスタッフへのメッセージを綴っています。
月に1回、Zoomで理事長講話ができるようになり、30 items for tomorrowも皆さんのご協力で2クール!
・・・そんなこんなでこのメッセージもしばらくお休みしていました。
この1年間、コロナウィルス感染症に振り回され続け、日常という言葉がとても遠くのことのように感じてしまいがちですね・・・個々のライフスタイルもだいぶ変わってきたと思うし、行動エリアも相当狭くなってしまいました。
個人的には、毎年開催しています海外研修の目処が立たないことや、研修会や講演などで出張することもほとんどなくなりました。当たり前のように仕事やプライベートで外泊することが、毎週のようにあったことが信じられないくらいです。
おかげさまで趣味のゴルフはできますが、オリンピック開催に向けて、コースが閉鎖され倶楽部にさえ立ち入ることができなくなりました。感染者が激減し、いつもの夏が戻ってくることを期待していましたが、もう少し時間がかかりそうですね・・・
この1年、本を読むチャンスとアマゾンでかなりの冊数を買いましたが、恥ずかしながら実は山積みです(^^;
何故か最近は集中力がなくなったのか、目が悪くなったのか、意欲がないのか・・・とにかく読まないですね〜
時間はあるのに、結局はテレビがお友だちのような生活がずっと続いていますね〜
これではいけないと思い、何かを始めたいと最近思うようになりました。
さて何をしましょうか?それを考えているうちに気がつくとソファでうたた寝・・・目が覚めてスマホを見ると、ワクチン接種に関するメールや連絡に追いかけられ、現実に引き戻されて興奮して眠れず、またしてもお友だちのテレビの前・・・
これじゃ身体にいいわけないね、わかっちゃいるけどやめられない・・・どこかで聴いた歌詞ですね(^^
新たな趣味を見つけてイキイキとしている人がすぐそばにいるので、見習って、次回のメッセージでは、是非とも新たなアクションを紹介したいと思います。
徒然話しにお付き合いありがとう。
理事長
新型コロナウィルス感染のフェイズが変わってきました。しかしながら、決して手放しで安心できる状況ではありませんね。
真寿園や南病院では、ご家族の面会を限定させていただいたり、Zoomを活用したり、それぞれに工夫していますね。どちらにしてもご家族の協力があって感染予防できていることは本当に感謝の一言に尽きます。
在宅サービスにとっても緊張感のある日々を送っていますし、通所系の利用者の自粛などもある中、いつも通りの明るい対応、本当にありがとう!
さて、そのような中、しばらく閉鎖していましたSKIPトレーニングセンターは、来週より段階的に利用を再開します。
人数や時間的な制限は設けますが、とにかく一歩前に進むことになりました。
今回の出来事から多くのことを学ぶことができましたので、今こそ前を向いて歩み出しましょう!
慎重に一歩一歩ですけどね!
日本福祉大学の二木立名誉教授はご自身のニューズレターの中で、
以下のように「将来への姿勢」を示めされています。
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最近知った未来(future)に対処する
3つのスタンスのしゃれた英語表現・・・
① Surrendering the future
未来に身を任せる=何もしない
(The Economist 2020年3月7日号)
② Gambling with the future
未来とギャンブルする=一か八かやってみる
(The Economist 2020年4月4日号)
③ Act now for the future
未来に備えて今から行動しよう!
(日慢協 池端幸彦副会長:協会誌128号)
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如何ですか?どの言葉も意味が深いですね〜うなずけるスタンスです。
でもやっぱり・・・私たちは③ですよね!
日頃からプライベートでもお付き合いさせていただいている池端さんのPositive Thinking、流石です!
さあ、私たちも 「Act now for the future」!!
理事長
外での仕事がほとんどなくなり、数人のスタッフからは「理事長、仕事なくて暇でしょ!」なんて言われています(^^;
確かに予定表には何も予定が入っていませんからね。今までも予定表の空いてる時間は暇だったわけではないですが・・・
外出する機会が減り、病院、特に理事長室にいる時間が増えましたが、では寝てるのでしょうか?そうもいきませんね。
川越市医師会はコロナ対策もあって総務会・理事会はいつも通り行われていますが、実際はデスクワークがとても増え、日本リハビリテーション病院・施設協会の役員会がWeb会議になり、5月の総会に向けての打合せ、リハケア大会中止に伴う後処理など・・・
日本医師会から依頼された5月24日の「かかりつけ医研修」の準備、埼玉県医師会が今年から始める「在宅医療塾」の原案作り、結局は今まで往復の車中や機内で行っていたことをじっくり机に向かってできるようになったのかもしれません。
一番大きいのはグループ内の諸課題にしっかり関われるようになったことですね!だからと言って相談が増えたかと言うとそうでもないですね。早めに私から動いているせいか、居ないと相談したいけど、居るなら後でも良いかな?なのか、どちらにしてもデスクワーク自体が早くなりました。私から皆さんを呼び出したり連絡したりすることも増えました。
メール等でのやりとりも夜遅く自宅からではなく、リアルタイムに送れるようになり、依頼されたことに追い回されなくてすんでいます。
とは言っても、一番肝心なことはグループのコロナ対策です。どの部署もギリギリで頑張ってくれていますね!感謝感謝です!
まだ先が見えない状況ですが、たとえ少し明るい兆しが見えても、気を抜くことなく対応してください。マスクや防護服なども様々なルートを駆使して集めていますから安心してください。院内でクラスターが発生し大変なことになっている知人の病院の状況を聞くと、絶対に院内感染・施設内感染・事業所内感染は避けなければならないと痛感します。緊張感を持って引き続き対応してください。
頑張りましょう!
真寿園の新しいデイサービスが完成しました。予定では保育施設を作るつもりでしたが、ハード・ソフト共に予想以上にハードルが高く、一度白紙に戻すことになりました。だからと言って、放置しておくわけにはいきませんから、当初の計画より
充実させた庭と駐車スペースの設計施工に入りました。
既存のデイサービスが中重度の方中心の「真(まこと)」、新しいデイサービスは軽度の方対象の「寿(ことぶき)」そして庭は、入所・通所の利用者はもちろん、リハビリ目的でも活用でき、地域の方の憩いの場にもなるオープンエアのマルチスペース「園(その)」と位置付け、夢を広げました!!併せて「真」「寿」「園」ですね!まだ原案ができたばかりですから、これから具体的なディティール作りになりますので、何か良いアイデアがあったら遠慮なく申し出てください。
若いリハビリスタッフとのLINEを使った勉強会も始まりました。皆さんも今までの既成概念に捉われず、様々なアプローチを仕事の上でも創造して、「禍転じて福となす」を目指しましょう!
最後に、ゴールデンウィークに入っても仕事のスタッフは多いと思いますが、休みが取れた人たちは不要不急の「外出」を控えて下さいね!これからの国民の動向が本当に大切な時期に入ったと実感しています。
明るく豊かな未来が実現できますように力を合わせて頑張りましょう!
理事長
さて、明るいニュースです。
4月1日から海津啓之先生が霞ヶ関南病院の病院長に就任されました。
私と先生との出会いは30年以上前になります。同じ職場で働いた仲で、それ以後も後輩というより友人としてのお付き合いが続いていました。
「いつかはまた一緒に働きたいね!」と会うたびに語り合っていましたが、その夢が本当に実現しました!
連携先の武蔵野総合病院からの転職ですが、引き続きというより今まで以上に強い繋がりを持った病病連携が期待できます。ありがたいですね!
半年にわたり、病院長代理として奮闘してくださった伊藤雅美先生は、副院長として海津病院長をサポートしていただくことになりました。
新たなステージを迎えた霞ヶ関南病院ですが、地域から求められる役割を全うしていきましょう!
もう一つニュースがあります。
すでに皆さん承知していると思いますが、4月1日から、地域包括支援センター小仙波が移転しました。
小仙波ケアセンターから独立?して、ベルク川越小仙波店から川越駅に向かってすぐの建物です。
今まで以上に地域に密着した活動ができることを期待しています!
■川越市地域包括支援センター小仙波
〒350-0036 川越市小仙波町3-16-13 ウエルズ21川越 B02
TEL 049-227-7878
FAX 049-227-6106
新型コロナウィルスによる感染者の急拡大!東京都の後を追うように、埼玉県や川越市でも増え始めています。
全く先が見えない状況の中で、とても重要な局面を迎えていることは皆さん実感していると思います。
今、私たちができること・・・それは自身の感染予防を念頭に置いた行動を心がけること。そして病院・施設・事業所内での感染防止対策を遵守することですね。
霞ヶ関南病院の役割は、従来通り、感染者の受け入れではなく、感染者以外の患者さんの診療や入院、リハビリテーションの提供が使命であり、それが地域貢献と考えます。
感染症疑いの外来者への対応は、承知の通りですが、今まで以上に細心の注意を払って対応してください。
このテーマでメッセージを伝えないで済む状況になることが、一日でも早く迎えられることを祈るばかりです。
久しぶりに写真を一枚。昨年の研修先、ヘルシンキの港です。
手持ちでほろ酔い気分で撮った写真ですから、ピンボケ気味でゴメン!
理事長
想像以上に感染拡大が続く新型コロナウイルスについて、感染防止にチームで取り組んでいる皆さんの努力に敬意を表します。先日行われた川越看護専門学校の卒業式もかなり簡略化されて開催されましたが、多くの年度末行事が中止や延期になっています。スポーツも同様で、西武ライオンズや浦和レッズの応援が直接できるようになることを祈るばかりです。今が、そしてこれからがとても大切な時期になります。
気を抜くことなく感染防止に努めましょう!
それにしても、誤った情報やデマがこれほど蔓延するとは・・・
マスクやアルコール消毒どころかトイレットペーパーまで・・・このような現象を「インフォデミック」と呼ぶそうですが、9年前の東日本大震災の際も様々なデマや憶測に悩まされたことを思い出します。
以前にも紹介したと思いますが、『災害ユートピア』というノンフィクションの書籍があります。著者のレベッカ・ソルニットさん自身が地震による被災を経験し、その経験のもとに世界で起こった様々な惨事を取材してまとめた書籍です。
大惨事に直面すると、人間は利己的になり、パニックに陥り、退行現象が起きて野蛮になるという一般的なイメージがありますが、それは真実とは程遠く、実際にはそのとき特別な共同体が生まれ、力を合わせて立ち上がる・・・そのような内容で、もちろんその共同体(ユートピア)は長続きするものではないけれど、力を合わせて一つになることの意味を教えてくれる良本だと思います。このような事態を政治や政局として捉えている虚しさ、どのような立場で発言しているのか理解に苦しむメディアの人たち・・・敵は新型コロナウィルスですよ!って言いたくなります。
外出にも制限が出てきている昨今、『災害ユートピア』読んでみては如何でしょうか。
法人内の会議や研修が思うように展開できませんが、様々な手段や機会を活用してコミュニケーションをとっていきましょう!
ホームページや広報誌等をグループで一元化する取り組みが始まりました。
何のために誰のために情報発信するのかを十分意識した媒体になることを目指したいと思います。
もう一つ・・・
南病院のブレンズコーヒーが明日までになりました。お店も看板娘の皆さんも南病院のオアシスのような役割を担ってくださっていました。バンクーバー発祥のカフェで、味わい深いコーヒーの味は忘れられませんが、4月1日から装いも新たに「KEY’S CAFE」としてオープンします。看板娘の皆さんは変わらず頑張っていただくことになりましたので、皆さんご安心ください。
理事長